5月 29 2007

分散型グーグルクローンのアイディア

著者 at 6:28 PM カテゴリー ITニュースななめ読み

Googleが社会に大きな影響力をもつにつれ、Googleへの依存を懸念する声も現れてきています。今回紹介するのは、Googleの行動を規制しようというような消費者運動的な動きではなく、Googleに換わる検索エンジンをオープンソースソフトウェアとして開発し、インターネットに接続された数百万台のコンピュータが余分にもっている計算能力を活用しようというアイディアです。

グーグルキラーとなるか–オープンソースで分散型のグーグルクローンを作る – CNET Japan

最初に、わたしのGoogle@Homeの概念について定義させてほしい。簡単に言えば、Google@Homeはオープンソースの、分散型のGoogleクローンだ。すでに多くのオープンソース型の検索エンジンプロジェクトが存在する。Apache Lucene(NutchとHadoop分散ファイルシステムという下位プロジェクトから構成される)が、最も信ぴょう性のあるものだろう。このGoogle@Homeの概念はこうしたオープンソース型検索エンジンを基盤にしてもよい。

この記事を書いたのは、Emre Sokullu氏。2007年3月に検索エバンジェリストとしてHakiaに加わっているそうです。検索エバンジェリストって何? 謎です。

さて、このような検索エンジンが必要と主張する理由は次の点です。

  • 検索エンジンはOS同様プラットフォームであり、オープンであるべきだ。
  • 協調作業によって、よりよい結果を生成し、より優れた検索結果が得られる。
  • プライバシが大きな懸案事項になっており、ビッグGの目に監視されているのではないかという考えに怯えている人が多いのは事実だ。
  • 最近のYahooとMicrosoft、eBayのパートナーシップ契約を結んだように競合他社の数が増加している。

しかし、このような検索エンジンを誰がつくるかというと、「最も可能性が高いのは、Googleと直接競合する企業たちによるジョイント攻撃」で、「いちばんふさわしいのは伝統的に『クローズドソース』の企業であるMicrosoftかもしれない」そうです。

この検索エンジンを維持する収入源については、「補足的な分散、オープンソース型の広告ネットワークで支える」のだというが、「Baris Karadoganがブログで扱っている」として記事中には書かれていません。この Karadogan 氏のアイディアというのは、分散・オープンソース型のソーシャルネットワーキングサイトをつくり、5000万人のユーザを集めれば、広告媒体として魅力的なものとなるので膨大な広告収入(100億ドル!)を得られる、というものです。

どちらもアイディアとしては大変興味深いです。ネットワークの資源が分散型になれば、広告媒体寡占に伴う権力も分散され、消費者側のパワーが増大することになります。 ぜひ、実現に向けて一歩を踏み出してほしいと感じました。

コメントなし

トラックバック URI | コメント RSS

コメントを書く