6月 08 2007

「PostgreSQLは充分成熟–今後必要なのは周辺ツール」だけでいいの?

著者 at 10:07 AM カテゴリー ITニュースななめ読み

6月5日、日本PostgreSQLユーザ会主催の「PostgreSQLカンファレンス2007」が、秋葉原UDXで開催されたそうです。「PostgreSQLの明日はどっちだ?!~現状と課題と期待~」と題するパネルディスカッションの様子がZDNetで紹介されています。

PostgreSQLは充分成熟–今後必要なのは周辺ツール – ZDNet Japan

PostgreSQLは、以前から「商用データベースに遜色ない」データベースシステムとして高く評価されてきたが、やはりそこには「オープンソースであ りながら」とか、「フリーソフトウェアにも関わらず」といった但し書きが付けられるのが常であった。しかし、十分豊富な機能を持ち、なおかつバージョン アップ毎に性能面の改善が達成されている現状では、もはやこれらの但し書きも不要なほど、PostgreSQLは成熟したと言えるだろう。

ぼく自身は、2000年頃からPostgreSQLを愛用していますし、このRDBMSのファンです。ただ、MySQLに比べて人気アプリケーションへの採用数が少ないとか、レンタルサーバのサービスメニューとして提供されないのには、理由がありそうに思います。

レンタルサーバ事業者の観点からすると、一番問題なのはデータベースのファイル占有量が分からないという点ではないでしょうか。レンタルサーバ事業者は、共用レンタルサーバの場合、メールやウェブなどユーザの占有できるディスク容量に制限を設けています。Aコースは300MB、Bコースは1GBとかです。当然、データベースの容量もコントロールしたいと考えます。

MySQLはバージョン3.23の時代から、ファイル占有量が簡単なSQLコマンドで分かるようになっています。

SHOW TABLE STATUS FROM テーブル名;

PostgreSQLでも、ソースコードを入手すればデータベースサイズを調べるユーティリティコマンドがオプションで付いてくるのですが、自分でコンパイル、インストールしなければなりません。最初からSQLコマンドとして組み込まれているMySQLと比べてなんとも面倒です。

レンタルサーバで使えなければアプリケーションでも採用されない、アプリケーションに使われなければレンタルサーバでも提供されない、という悪循環があるんじゃないでしょうか。

「PostgreSQLはカスタムアプリケーション組込用に使うから、メジャーなソフトに対応しなくても全然問題ないよ」 という声も聞こえてきそうです。でも、ほんとにそれでいいんですか?

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